調査・採取に出かけよう(フィールド編)

 調査をする現地に着いたら、地図を見て、港の構造をもう一度確認しましょう。

 道路を車などで移動しながら探す場合は、後続車や歩行者などに迷惑がかからないように注意が大前提です。あなたを追い越したおかげで事故が起きたりするのはとても迷惑です。

 また、ナタネを見つけたからといって、ずかずかと他人の敷地内に入っていくのはやめた方がよいです。気持ちはわかりますが、もしそうしたところに生えているものがほしいのなら、ちゃんとことわってからにしたほうがいいです。不法侵入して持ってきたサンプルで得られた結果が良いものであるとは思えません。

ナタネに遭遇

黄色い花を目印に道路脇を探していれば、まもなくしてナタネに遭遇できると思います。
ただし、道路脇で黄色い花をつけているのはナタネ(Brassica napus)だけではなくて、近縁の植物もいますし、ナタネであったとしても遺伝子組み換えであるとは限りません。

まずメモをとる

ついすぐに抜いてしまいそうになりますが、まずメモをとります。植物の様子や特徴、生えている場所を記録しておきます。
地図に採取地を記入するのも忘れないようにします。

カメラを持ってきていたら撮影も忘れずに。

サンプリング

手袋をしながらサンプリングしていきます。手袋がない場合は最低限手を切らないように注意しましょう。

見境無く抜き散らかしたり、土で歩道を汚したりするのはやめましょう。

袋詰め

サンプルは一本ずつそれぞれ別々の袋に詰めていきます。袋に詰めたらサンプルに番号と名前を付けていきます。番号は地図の方にも書いておきます。

移動

港湾はとても広いので移動が大変です。あっという間に暗くなったり、おなかがすいたりしてボーゼンとしますので備えは十分にしておきましょう。

縁石の隙間・排水溝・フェンスの境目

道路脇などは土がたまっていているところで発芽しています。飛んできた種子が止まりやすいからですかね。

帰路

サンプリングに出かけた時期が適当であればあっという間に一杯になると思います。ただし、他に調査をおこなったグループがおられますと、収穫はぐっと減ると思います。

すぐに分析ができない場合は、帰ったら冷凍庫にしまっておきましょう。


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