>03年06月22日




実験室で自家焙煎コーヒー

 実験室で自家焙煎コーヒーを作ります。それほど頻繁にコーヒーを飲むくちではないのですが、それだけに飲むときは美味しいのを飲みたいと思ってしまいます。お店で売っているコーヒー豆はプロが焙煎しているだけあって、味も香りもベストコンディションですが、自分の場合、一袋買ってきても、飲みきるのにとても時間がかかってしまい、とうぜん風味が落ちてします。そこでウチの主任おすすめの自家焙煎。生豆なら保存性が高く何年たってもあまり痛まないので、自分のような「なんちゃってコーヒーのみ」には便利なわけです。

 ま、手間はかかりますし、腕によっては味はどうなっちゃうかわかったものではないですが、その行程の中で「香り」は最高に楽しめます。ここでは、身の回りにあるものを使って自家焙煎コーヒーを入れようというコーナーというか、自分のための覚え書きです。

■目次

■材料・道具を用意しよう

焙煎容器
ビールの空きアルミ缶

ここではキリンラガーを使っていますが、「極生」が良いかもしれません。普通、アルミ缶は内側表面に樹脂でコーティングが施されています。このコーティングが直火で缶をあぶったとき、ビニール臭い煙がもくもくででくる原因になります。キリンの極生は環境対策から、このコーティング剤を従来のもの(何?)から、ポリエステルに切り替えているそうです。ポリエステルなら十分に加熱をすれば、それほど有害なガスは発生しないはずだとおもいますので。気になるヒトはアルミ缶ではなく、果物の缶詰を使ってください。特にペンキが塗っていないタイプ(紙ラベルタイプ)。果物の缶のほとんどはコーティングがされていないはずですので安心して使うことができます。

コーヒー生豆10g
普段、コーヒーを飲まないので、たまに飲むときぐらいはリッチにしたいとかいう理由から、ブルーマウンテンの生豆です。200gで1200円ぐらいだったかな。単価で考えるとドトールのコーヒーより安いです。たいていの珈琲屋さんで買えます。これは小川コーヒーから。
コーヒーミル

フリーマーケットで非売品ルパンマグカップ付き300円でした。カリタ製でした。

ドリッパー

主任によるとプラ製より、磁器のほうが熱をためてくれるのでドリップ中に冷めず良いのだそうです。これもカリタ製。

ペーパーフィルター

無漂白のペーパーフィルターです。これも必須。ペーパーフィルターとドリッパーを使うより、やはりネルドリップ(下の写真)がうまいのだそうですが、ネルは手入れが面倒なのと、めんどくさがり屋の自分には不衛生な気がして、あんま使いません。

左はネル。今回は使いません。

ガラス容器(ハリオ製)。今回は使いません。

コーヒーを落とすのに使います。一人分なら直接カップに落とした方がいいです。

当たり前ですが、やかん。
焙煎用のバーナー。

普通のコンロでかまいません

ペンチやプライヤー

ビニールのついていない長いヤツがイイです。熱くなるので。

はさみと缶切り

ビール缶に穴を空けるのに使います。缶切りも用意します。

ざる

焙煎が終わった後、コーヒー豆の皮を飛ばすのに使います。

うちわ

コーヒー豆の皮を飛ばすのに使います。

マグカップ

七輪焼成で焼いたマグカップというか何でもイイです。



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